富士山へ登ろう! ~準備と計画~

自分のペースで登れると登頂率UP!

仕事の都合や休みの取りやすさで富士登山の日程を決めがちですが、そういった時期は多くの登山者が集中する時期のことも。登山者が多いと、登山道が混雑し、自分のペースで登れずに苦労することも。

それぞれの時期の特徴を知って、日程を決めましょう!

登山の方法を決めよう!

初心者は経験者やツアーでの登山が安心

まず、同行者を決めましょう。個人で登るのか、仲間同士や家族で登るか。それによって、お得なアクセス方法や、持ち物のシェアを検討することができます。また、登山のスタイルも様々な方法があり、自分たちのだけで登る方法だけでなく、体力・技術面で不安があれば、ガイドを手配する方法や、旅行会社のツアーに参加する方法などがあります。各スタイルに応じて下記の点に注意しましょう。


【個人計画】

装備・持ち物は自分で調べて、準備が必要です。

登山用品店やホームページ、本などで情報を得るようにしましょう。

また、出発時間や登山ペースなど当日の予定に余裕をもって計画を立てましょう!


【ガイド手配】

装備・持ち物はガイドさんと確認しましょう。

事前の体調管理などのアドバイスももらいましょう。

登山ペースもガイドが様子を見ながら配慮してくれます。登山中も富士山についてのトリビアを聞けることも。

ガイド手配については、宿泊予定の山小屋にお願いしましょう。


【旅行会社のツアー参加】

登山予定や出発時間などはツアーの予定があるので安心。

集団行動となるので、食料・水の途中調達が難しい場合があるので、事前準備が大切です。

体調が悪くなった際の途中リタイアの対処法など確認しておきましょう。

アクセス方法を決めよう

公共機関 or 自家用車 or ツアーバス

◆公共機関(電車・バス)で行く

どんな方でも利用OK。選択肢が多く、比較的時間設定が自由となる。登山で疲れていても運転せずに帰れる良さも。新宿などから五合目までも直行バスも出ており、乗り換えなしのアクセスしやすい手段も。


◆マイカーで行く

グループや家族向き。時間設定は自分たちで自由にでき、登山後の観光にも便利。自由な反面、渋滞なども考慮して、余裕を持った計画をしましょう。

開山期間のマイカー規制期間中は、富士山パーキング(富士北麓駐車場)に車を止め、シャトルバスに乗り換えて五合目まで行く必要がある。


◆ツアーバスで行く

個人・少人数向き。都内や地方都市から出発できる利点がある。出発~登山~到着までの一連のスケジュールが決まっているので、任せて安心。

ただし、自由度はある程度制限されます。

山小屋を予約しよう!

山小屋でしっかり休むことが登頂のカギ!

登頂成功には山小屋への宿泊は欠かせません。夜間の寒さを避けるため、体力回復のためにも山小屋を利用しましょう。

なんで山小屋に泊まるの?

富士山は国立公園内のため、テントなどの設営は禁止行為となっています。山小屋付近などを含め、すべてのエリアで禁止となっています。

登山初心者の方は、五合目~山頂の登山はおよそ7時間、下山はおよそ4時間ほどです。こんな長時間、さらには空気の薄いところを歩き続けるのは、かなり大変なことです。そのため、途中でしっかりとした休憩を山小屋でとることは登頂に効果的です。

一方、山小屋で休んでも、呼吸の浅くなる睡眠時に高山病などの体調不良になる人もいます。準備は万全にし、山小屋の時間を有意義に使いましょう。

山小屋での過ごし方を把握しましょう!

休憩後の出発をスムーズできるように流れを把握しましょう。

①小屋のルールを確認

 トイレの使用方法や食事時間など各山小屋のルールを確認しておきましょう。

②荷物をまとめましょう

 山小屋内は限られたスペースなので小屋で使うものだけを取り出して、使わないものは上手に収納しましょう。特に雨天時の際には、小屋の中や荷物を水浸しにしないように注意しましょう。

 ほかの利用者・宿泊者が休んでいる場合があるので、物音はあまり立てないように気を付けましょう。疲れきった体ですが、ほかの方への思いやりの心を忘れずに。

③夕食をいただきましょう

指定の時間になったら食事をいただきます。

山小屋ごとに、おかわり有無などルールがありますので確認しましょう。

飲酒は呼吸が浅くなり、高山病のリスクが高くなります。

④夜景を見てみよう

天気が良ければ満天の星空とふもとの街の灯りが眺められます。

普段は見ることができない、迫力満点の星空を楽しみましょう!

いつもより近く感じるかも。

⑤仮眠をとりましょう

仮眠スペースはそれほど広くないので、耳栓・アイマスクがあると重宝します。鼻呼吸テープがあると呼吸が浅くなっても安心です。

真夜中に出発の場合は、ヘッドライトをすぐに取り出せる位置に準備しておきましょう。

⑥出発しましょう

出発時間は宿泊者それぞれになりますので、ほかの人を起こさないように静かに出発しましょう。

山小屋のルールを覚えておこう

山の上にある山小屋は普通のホテルとは違います

・山小屋のチェックインは早く、通常15時~16時辺りです。この時間に到着するように計画を立てましょう。

・山小屋の中では、真夜中出発、明け方出発の方など様々な日程の方が混在しています。日が沈んだ後は、静かにしましょう。

・いつまでも美しい富士山を後世に残していくためにも、自分のごみは自分で持ち帰りましょう。

・富士山では水は貴重品です。シャワーや歯磨きはできません。

・携帯電話、スマートフォンの充電もできないところもあります。

・トイレは利用者のチップにて維持管理されています。

装備を揃えよう!

しっかりした装備が登頂のカギ

富士山は日本一の標高を誇る山です。周りに高い山がない独立峰のため、雨・風・気候は麓とは比べ物にならないほど変わりやすく、厳しい状況となります。

適切な準備をして、登山に望みましょう。

どんなものが必要か知ろう!

雨の装備も忘れず、必ず。

◆基本装備

・帽子

 富士山では、晴れて日差しが差し込むと、紫外線が大変強く、熱中症対策の為にも、つばの広い帽子が必要となります。

・サングラス

 山の上では紫外線が強くなります。晴れの日には日差しが非常に強くなるため、目を保護するためにもサングラスが必要です。

・シャツ・ズボン(速乾性がおすすめ)

 雨や汗で濡れた衣類は体温を奪い、体力を消耗させます。速乾性素材の衣類であれば、快適性もアップし、安全性を高めてくれます。

・スウェットやセーター

 晴れた日でも寒さには気が抜けないので、必須。山小屋の中も意外と寒さを感じることもあるので、重宝する。

・ザック・リュックサック

 富士登山では30ℓ程度が使いやすいでしょう。長時間荷物を背負うために腰ベルトがあるものを選びましょう。

・トレッキングポール

 脚が疲労する下山時に、大変役に立つアイテムです。

・登山靴

 足首まで保護し、できるだけ剛性の高いものが良いです。長時間、不安定な道を歩いた際の疲労を軽減してくれます。数年使っていない登山靴の場合、登山中に底のラバーが剥がれてしまうことがあるので、要注意です。

・ヘルメット

 転倒や落石などから頭部を守るためにも携行しましょう。富士山の岩は溶岩のため、少しぶつけるだけで出血することも。予期せぬ事態にも備えましょう。

・マスク

 晴れの日が続くと土埃が舞いやすくなるので、下山時に重宝する。ない場合は、鼻の中が真っ黒になることも。

・手袋

 七合目から八合目付近は手をついて登るような岩場が続きます。軍手や革手袋があれば安心です。


◆雨装備

・レインウェア

 雨対策はもちろんのこと、登山では防寒着として活躍します。高所を登山をする際に必ず必要なアイテムです。下からも風が吹きあがる富士山では、上下セパレートタイプがおススメ。素材も薄いビニールでは破けてしまう事が多いので、透湿性があるしっかりしたものに。

・レイングローブ

 風を通さない素材がベター。防寒アイテムとしても活躍し、重宝します。

・ザックカバー

 雨でもザックの中を濡らさないようにしましょう。

・スパッツ(ゲイター)

 雨天時に靴の中を濡らさないようにすることができます。富士山の下山時でも活躍し、靴の中に砂利が入ることを防ぐことができます


◆その他装備

・ヘッドランプ

 登下山道には街頭が無いため、夜間歩くにはライトが必要になります。両手を自由に使うことができるヘッドランプが必須です。通常の登山でも日の入り後の行動がある場合には必須。予備の電池もお忘れなく。

・防寒着

 真夏でも山頂の気温は平均5℃以下で時には氷点下になることも。寒さ対策が必須です。暖かさだけでなく、コンパクトで軽量なダウンジャケットやフリースを携行しましょう。

・ニット帽

 非常に冷える山頂では、末端の保温が大切。耳を覆いかぶせるニット帽を持っていくと良いでしょう。

・タオル

 首筋を温められるタオルマフラーがあると良いです

必要なものを揃えよう!

すべてのものを買い揃えるのは難しい時にはレンタルも。安全装備も忘れずに。

◆事前に準備するもの

登山用品

 登山靴、雨具、ザック、ヘッドライト、防寒着、着替え、靴下・シャツ、帽子、飲み物、常備薬など

 登山用品は高くて買い揃えるのが大変!そんな方はレンタルなどで揃えましょう。最近は、基本セットでのレンタルもあります。しっかり揃えて安心安全な富士登山を楽しみましょう。


◆当日準備するもの

食料、飲料

 五合目に到着前に購入しておくと良く、日持ちがするお菓子や飲料もお忘れなく。チョコレートはザックの中で溶けてしまう事があるので注意しましょう、熱中症対策として塩分が含まれたものも。

 水分は最低1ℓは持つようにし、足りなくなったら山小屋などで調達しましょう。水分補給を無理して我慢すると、熱中症だけでなく、高山病のリスクも高くなるので適度な水分補給を心がけましょう。


◆山小屋で入手可能なもの

食料、飲料

 最低分の水分以外は山小屋で購入することで、荷物を軽量化することができます。水分は荷物の中で一番重いものになります。


 焼き印など各山小屋毎に特徴あるものもあります。 

買い物スポット

アウトドアグッズなら何でも揃う 道の駅富士吉田エリア内にあるアウトドアショップ

道の駅富士吉田の同エリア内にあるモンベルは、富士吉田や周辺地域でのアウトドアライフの基点となる頼れるお店。富士登山グッズからすべてのアウトドアに対応する商品ラインアップが魅力です。また、自転車アクティビティにも充分のサービスを提供しており、自転車の点検やトラブルなどに対応できる工房や、最新のMTBやクロスバイクのレンタサイクルも行っています。 モンベルのお隣には、富士山の湧水で作られる地ビール「ふじやまビール」のと地元食材を活かした料理を楽しめるビアレストラン&カフェ「ハーベステラス」が併設しており、ランチやディナーにもおすすめです。

登山客で賑わう富士スバルライン五合目

登山客で賑わう富士スバルライン五合目

富士登山のゲートウェイ!富士山五合目ならではのお土産や人気の富士山グルメが集結

麓から五合目までの有料道路(富士スバルライン)について、本日の営業状況は下記リンクをご参照ください。

山梨県側の富士山へのゲートウェイである富士スバルライン五合目は、富士山に登る人はもちろん、ドライブで立ち寄るだけでも楽しめる観光スポットです。標高約2300メートルに位置し、眼下には富士五湖や、時には雲海を見下ろす神秘的な光景を眺めることができます。また、レストランで食べられる富士山グルメも大人気!富士山の形を模した富士山カレーや、ここでしか食べられない富士山メロンパンなど、人気商品は行列ができるほど。エリア内には小御嶽神社があり、縁結びなどのご利益参りはもちろん、絶景スポットとして多くの参拝客が訪れます。

国内初の光吸収発熱保温ウール糸「バナウォーム」を開発

山梨県の保有する特許技術を活用した光吸収発熱保温ウール糸「バナウォーム」と防縮機能のある「バナウォームプラス」の開発、販売を行っています。このバナウォームは太陽光に含まれる近赤外線で発熱をします。その温度は従来品に比べて約12℃暖かくなります。バナウォームを使用したあったかブランド「ウォームファーム」は手袋、ニット帽や靴下などのファッション小物とブランケットやスヌードなども取り扱っています。また富士山の伏流水で染色した糸で織りなす富士山染めタオルは発色も良くお土産やギフト用として好まれています。シルクから和紙の糸まで、多種多様な糸を取り扱うフジチギラは、糸の原料販売の他に特徴的なテキスタイルや製品OEMにも力を入れています。郡内地域だけでなく他産地とも連携もしてオリジナル性の高い商品を提供しています。

本番に向けた体つくりをしよう!

登りやすくてもやっぱり日本一の山。体力つくりが登頂のカギ

夏場の富士山は登山道がしっかりしていて、休憩ができる場所も多く、登りやすい環境が整備されています。

しかしながら、日本一の標高を誇る山!楽に登れるほど甘くありません。

富士登山成功の最後の鍵はやっぱりあなた自身!事前に体を作って、準備をすることが大切です。


※体力レベルは富士登山と★5つと考えた場合の参考値です。

まずは近くの山をハイキング!

標高が1,000m程度の山。往復で4時間程度の山をチョイス!!

関東なら 仏果山(神奈川)

仏果山登山口バス停ルート   体力レベル:★☆☆☆☆


コースタイム往復4時間 最高地点700m

コース概要:まずは足慣らし。都心から近く、広々とした山頂でご飯を食べて、楽しくハイキング気分で山登り体験しましょう。天気が良ければスカイツリーも見られます。


関西なら 金剛山(大阪)

金剛登山口ルート       体力レベル:★☆☆☆☆

コースタイム往復4時間 最高地点1,125m

コース概要:関西での足慣らしは金剛山に行ってみましょう。やや急登ながら、歴史を感じながらあるける登山道。ロープウェイがあるので家族にも安心です。


この他にもハイキングにおすすめの山として、下記の山があります。

 ●宝登山(埼玉県)★☆☆☆☆

 ●鎌倉アルプス(神奈川県)★☆☆☆☆

 ●六甲山(兵庫県)★★☆☆☆

 ●二上山(奈良県)★☆☆☆☆

本番を想定した練習をしてみよう!

富士登山の練習は、やっぱり富士登山で!!

高山病にならないようにするためには、高所の環境に体を慣らす事が必要です。

そこで、本番前に1度は2,000m以上の山に登ってみるといいでしょう。


吉田口登山道

馬返し~五合目コース 体力レベル:★★★☆☆


コースタイム往復6時間 最高地点2,300m

コース概要:世界文化遺産の道として登録されているコースを麓から体験。余裕があれば六合目まで足を延ばしてみても。

登りながら数々の歴史文化財に触れることができ、登山以上に魅力あふれるコースとなっています。

オーディオガイドで歴史や文化について更に楽しめます。



宝永火山

富士宮五合目ルート  体力レベル:★★★☆☆


コースタイム往復4時間 最高地点2,000m

コース概要:実際の富士登山と同じような足場や斜面を体感できるコース。

山頂高度は2,000mあるので息切れ必至です。迫力ある噴火口を眺めながら、歩くことができます。

おすすめモデルコース

写真で見る、富士スバルライン五合目からの登山ルート

富士スバルライン五合目から本八合目までの登山ルートを、写真とともにご紹介します。富士山登山の前に、ぜひ一度チェックしてみましょう!

写真で見る、本八合目からの登山ルート

本八合目から山頂までの登山ルートを、写真とともにご紹介します。富士山登山の前に、ぜひ一度チェックしてみましょう!

初心者でも無理なく登れる、体調不良のリスクも少ない富士山登山プラン

五合目から出発する初心者におすすめのコースです。1泊目は五合目でしっかりと体を順応させて、昼過ぎに出発。七〜八合目付近の山小屋に宿泊します。2日目は、ご来光の前に起床して、山小屋付近でご来光を拝みます。昼前には山頂に到着するので、余裕があればお鉢巡りも楽しめるコースです。