織物産地の秋祭り
「ハタオリマチフェスティバル」

富士吉田は、1000年以上の歴史を持つ織物の産地です。昭和から平成にかけては、主にOEM(他社ブランド製品の製造)を中心に織物を生産していたため、一般にはあまり知られていない存在でした。しかし、近年では各工場がオリジナルブランドを立ち上げるなど、新たな取り組みが進んでいます。

この伝統ある織物産地をさらに活性化させるために誕生したのが、「ハタオリマチフェスティバル」(通称:ハタフェス)です。このイベントでは、地元のファクトリーブランドをはじめ、全国から集まったクラフト作品、グッズ、フードの出店者がマーケットを展開します。また、ワークショップや音楽イベントなど、多彩な企画が用意されており、2日間で数万人が訪れる大規模な催しとなっています。
イベントのメインとなるのが「ハタオリマチマーケット」。

地元の織物工場が展開するファクトリーブランドをはじめ、クラフト、衣類、雑貨、古道具など、全国各地から100店舗以上の人気店が集まり、多彩な見どころが楽しめます。会場は下吉田の街全体に広がります。本町通り、小室浅間神社、中央まちかど公園、商店街の空き家などが舞台となり、富士山を眺めながら街歩きとショッピングを同時に楽しめるのがこのイベントの大きな魅力です。









フードの出店は連日午前中で売り切れが多発するほどの人気で、地元から県外から各出店者のファンが集まってきます。



マーケットの他にも、ワークショップやトークショーなど、様々なイベントが開催されます。全国の産地との連携企画の紹介や、テキスタイルデザイン専攻領域の学生たちや、テキスタイルデザイナーたちの展示など、ハタオリマチフェスティバルならではの企画が盛りだくさんです。






 

イベントの最終日には、毎年恒例の音楽会が開催され、イベントの締めくくりを彩ります。
この音楽会では、山梨を拠点に活動する田辺玄さんと森ゆにさんが作詞作曲した、ハタオリマチをテーマにした楽曲「ハタオリマチノキオク」が定番の一曲として演奏されます。この曲は、出店者や街の人々にとって特別な存在であり、毎年多くの人が楽しみにしているひとときです。




 

2016年に始まったハタオリマチフェスティバルは、多くの人々に愛されるビッグイベントとして、下吉田の街にしっかりと定着しました。現在もさらなる成長を続け、ますます注目を集めています。

紅葉が美しい富士五湖の秋。ぜひ、この季節にハタオリマチ富士吉田を訪れ、街とイベントの魅力を体感してみてはいかがでしょうか?



 

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