富士山ショートハイキング(thousandth)

富士登山と聞くと、登頂を目指したハードな挑戦をイメージする方が多いかもしれませんが、富士登山の魅力は登頂だけでなく、その過程にもあり、登山道の一部を歩くだけでも、豊かな自然や美しい景観を楽しむことができます。

そんな富士登山の楽しみ方を推奨しているのが、「thousandth(サウザンス)」です。富士登山の多様性を広めるため、年間を通じて季節ごとに富士山を楽しめるアクティビティを提供しています。富士登山のオフシーズンにも、5合目までの登山や山小屋での宿泊ツアーなど、さまざまなニーズに応じたコースを選ぶことが可能です。その中でも特に人気なのが、馬返しから2合目までの吉田口登山道を歩くショートハイキングツアーです。この短いコースでは、富士山の自然を気軽に満喫することができます。

また、登山道には自然だけではなく史跡が点在していて、ツアーでは、富士山にまつわる歴史や豆知識に触れながら、五感をフルに使って富士山の魅力を体感していきます。肌を突き刺すような山の冷気、動物達の鳴き声や足音、木々の間を吹き抜けていく風の音、日常の街中とは異なる山の世界に引き込まれていきます。

頂上まで登らなくても、登山道に1歩踏み入れたらそこはもう富士山の大自然の中。そんな、富士山ショートハイキングは、小さなお子さんからご年配の方まで、幅広い年齢層の人々が楽しめるアクティビティとなっています。


ー 富士山のちょこっと豆知識 ー

・ふじには「富士」と「冨士」の2種類ある
吉田口登山道の入り口となる北口本宮冨士浅間神社には、「富士」ではなく「冨士」というワ冠の漢字が使われています。諸説はありますが、点を人に見立てて、本来禁足地であること、或いは尊い山であるため人が崇める（下から見上げる）山であることを表したと言われています。

かつて、噴火を繰り返していた富士山は、人々が近づくことのできない神聖な場所であり、遙拝(ようはい：遠く隔たったところから拝むこと)を通して、信仰されてきました。火山活動が落ち着いてからは、遙拝から登拝(とはい：富士山の御神徳を拝しながら登山すること)へと変わっていき、江戸時代になると多くの人々が訪れるようになりました。

ツアーでは、そんな豆知識をたくさん教えてもらいながら登山を楽しめます。

トップページ写真提供：thousandth(サウザンス)