市の重要文化財にも指定された六角太子堂を持つお寺
広大な境内地に荘厳な本堂や山門を持つ福源寺には、市の重要文化財にも指定されている精工な細工で装飾された聖徳太子の木造や自画像が納められている六角太子堂があります。聖徳太子が諸国の様子を見に旅に出たとき、黒駒に導かれてここにたどり着いたが、その時3枚の自画像を描きました。ここに納められているのがそのうちの1枚といわれています。境内には「鶴塚」といわれる伝説にもとづく史跡もあります。秦の始皇帝の家来であった徐福は、不老不死の薬を探し持ち帰るように命じられ、富士山にたどり着きましたが、そのような妙薬は無く、結局、秦には戻ることができず、この地に留まり、織物を伝えたと言われています。この地で亡くなり、鶴になって舞い上がり、およそ千年生きた後、この福源寺境内に落ち息を引き取ったと言われています。この織物を教えてくれた恩人を葬ったのが鶴塚です。
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