撮影日は、曇りであいにくのお天気でしたが、緑に囲まれた登山道は静かで心地よく、自然の美しさを感じながら歩くことができました。

最初は緩やかな坂道をあがっていきます。石がゴロゴロしている箇所があるので、足元を取られないように要注意です。

最初に大きな分岐があり、「中強度コース」と「軽コース」に分かれます。この日は、「軽コース」を選びました。

緑が生い茂る森の中を、ぐんぐん進んでいきます。杓子山は山頂からの景色が有名ですが、山道にも自然豊かな雰囲気が広がっています。

季節ごとにさまざまな植物が楽しめます。撮影した6月上旬には、レンゲツツジがまだ咲いており、鳥のさえずりも聞こえる穏やかな初夏の風景でした。

登山道を進んでいくと、ゲートが現れます。ここにはベンチがいくつかあり、平らで広いスペースもあるので、休憩にぴったりです。

道中には案内看板がいくつか設置されているため、それに沿って進めば迷わずたどり着けます。

標高が上がるにつれて山道の途中からも眺めが開け、天気の良い日には富士山を望むことができます。

開放的な休憩スペースのある大権首峠に到着です。ここからは登りが急になってきますので、水分をしっかり補給し、ひと息入れてから先へ進みましょう。山頂まではここから約30分。

木の根が張り巡らされた急斜面の登山道を進んでいきます。雨の翌日などは足元が非常に滑りやすくなるため、十分注意して歩きましょう。

視界も徐々に開き、山頂まではあとひと息。周囲の景色を楽しみながら、最後の登りを進んでいきます。

山頂は目前ですが、この先には大きな岩が連続する区間があります。気を緩めず、足元をしっかり確認しながら慎重に進みましょう。岩場では一歩ずつ確実に歩くことが大切です。

いよいよ山頂に到着です。真っ白な霧に包まれ、期待していた眺望はおあずけ。それでも、霧が流れるたびに表情を変える幻想的な風景は、晴天の日とはまた違った魅力を感じさせてくれました。

ちなみに、晴れた日には山頂から360度のパノラマビューを楽しむことができ、裾野までくっきりと見渡せる雄大な富士山を望むこともできます。

山頂はそこまで広くはありませんが、テーブルやベンチなどが設置されているため、お弁当を広げてお昼休憩をとることもできます。

「御祖代山杓子宮」という小さな神社もあります。家に帰るまでが登山です。安全を祈願して帰路に着きます。

下りは、上り以上に筋力とバランスを使い、膝への強い衝撃がかかります。怪我や疲労を防ぐためには、「ゆっくりと、小さな歩幅で歩く」のが基本です。

休憩スポットも活用しつつ、ゆっくり進んでいきましょう。

最後の砂利道を終えて、麓に到着しました。

最後に…
杓子山登山の嬉しいポイントの1つが、麓にある「不動湯」です。
昔から湯治場として多くの人に利用されてきました。
皮膚に良いと評判の温泉で、県内外から多くの人が訪れる人気スポットです。登山の疲れを、しっかりリフレッシュ。心も体もほぐれて、旅の締めくくりにぴったりの立ち寄りスポットです。