富士吉田市には、「西裏」と呼ばれる地区があります。かつて、織物産業が栄えていた時代、関東屈指の繁華街でした。現在も、多くの店舗が残っており、昭和のノスタルジックな雰囲気を感じることができます。
今回の散策では、レトロな看板や街並みに着目しながら西裏を紹介します。夜の街「西裏」の昼間でしか見られない景色をぜひ楽しんで下さい。
今回の散策では、レトロな看板や街並みに着目しながら西裏を紹介します。夜の街「西裏」の昼間でしか見られない景色をぜひ楽しんで下さい。
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不二御堂(ふじみどう)
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月江寺大門商店街を入ると、「不二御堂」という古本屋があります。外観は少し入りづらいですが、店内にはたくさんの古本と、店主手書きのポストカードなどが飾られており、遊び心が満載です。
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寿し与志
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古風な外観と看板が残っている建物は、「寿し与志」です。以前はお寿司屋さんでしたが、今は地域の交流イベントや展示スペースとして使用されています。
西裏の飲み屋街にはたくさんのお寿司屋さんがありました。
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3桁の電話番号
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昔の電話番号は3桁しかありませんでした。看板の電話番号を見ると、おおよその年代を把握することができます。(桁が少ないほど古いです)
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月の江書店
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「月の江書店」は月江寺大門商店街の中でも、昔から営業している店舗の1つです。大きな看板には昭和を感じさせるフォントが使われており、店内では書籍のほかに、模型のおもちゃなども販売されています。
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ニコニコ堂
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昔の看板は非常に精巧で、この店の看板は立体的に作られています。現在もクリーニング店として営業しています。
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月江寺池
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商店街を過ぎると、月江寺の敷地内にある「月江寺池」が見えてきます。決して大きくはありませんが、地元住民の憩いの場になっています。また、夏になると富士吉田市の新しいイベントとして定着してきた「時空間絵巻」という野外オペラが上演されます。
7
SARUYA Artist Residency
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こちらは、アーティストが滞在しながら芸術活動やリサーチを行う施設「SARUYA Artist Residency」です。2週間から3ヶ月の間、世界各地から来たアーティストが滞在制作等をおこなっています。1階にはスタジオスペース、2階以上には居住スペースと寝室、最上階には富士山を望めるテラスがあります。アーティストのジャンルに制限はなく、興味のある方は公式ウェブサイトで詳細を確認できます。
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蛇の目寿し
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筆で書かれたようなフォントが特徴的な「蛇の目寿し」というお寿司屋さんを発見しました。(現在は閉店しています)。
9
山田酒店
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こちらの酒屋さんには、酒瓶が浮き出た立体的な看板があります。
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オクワキ理容店
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時計が組み込まれた看板は、通りを行き交う人々に、時刻を教えてくれます。
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旧アポロ
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複数の資材を組み合わせて作られた古い建物が見えてきます。昔は「アポロ」というバーで、多くの人で賑わっていました。
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倉沢製餡所
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よく見ると、こちらの看板の文字はレーザー彫りされており、浮彫りのような質感があります。
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月江寺
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小さな坂道の上にある「月江寺」という寺院は、臨済宗妙心寺派の寺院です。境内には、先代住職によって創立された、幼稚園、中学校、高校があります。また、高台からは寺院と富士山の美しい景色を楽しむことができ、地元の人々にとっても馴染み深い場所として親しまれています。
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FUUTO COFFEE AND BAKE SHOP
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散策後の休憩に訪れたのは、「FUUTO COFFEE AND BAKE SHOP」。長年愛されてきた豆腐屋の店舗を改装し、2022年にオープンしました。「FUUTO」には、「ふぅ」と一息つける心休まる場所を目指すという意味が込められています。木を基調とするインテリアが置かれた店内では、ハンドドリップのコーヒーや手作りのお菓子などを楽しむことができます。
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絶品スイーツを堪能
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こちらの店主はなんと元和菓子職人さんで、毎日皮を焼くどら焼きが人気メニューですが、レモンケーキやティラミスなどの洋菓子も評判です。今回は、イタリア風ストロベリープリンとハンドドリップコーヒーを頂きました。プリンは優しい甘さで、いちごの甘酸っぱさとマッチしています。
GOAL