鮮やかな赤い鳥居がシンボルの山小屋
標高2,900メートル、吉田口登山道(吉田ルート)七合目(本七合目)に位置し、富士登山のランドマークにもなっている赤い大きな鳥居がある山小屋。
富士山の各山小屋は宿泊、避難施設として役割のみでなく、神仏が祀られている信仰施設の側面もあります。この鳥居荘には、浅間神社と同様に天照大神と木花咲耶姫(このはなさくやひめ)、他に弥勒菩薩も祀られています。そのようなことから富士山信仰の講社などから寄進された品が数多く残されています。そのような品は博物館などに貸し出されることもあります。また、登山者の中には鳥居の横に建つ古い道標(明治期に山梨県が設置した「金鳥居元標」)に刻まれて不明瞭になった文字を判別するなどの交流をされる方もあるとのこと。登山者と山小屋の交流は今も昔も変わらず富士山で行われています。
(出典:富士山吉田口環境保全協議会 山小屋だより)
- カテゴリ
- 富士山山小屋
- 体験
- 世界遺産・歴史・文化