大行合に建つ山小屋
標高3,400メートル、吉田口登山道(吉田ルート)八合目5番目に位置し、須走口登山道と合流する大行合(おおいきあい)、本八合目などといわれる場所にあります。延宝八年(1680年)には既に大行合の地名があり、江戸時代末期には吉田口側に5軒、須走口側に2軒の山小屋が営まれるなど古くから大変賑わう場所でした。
明治39年(1906年)に郵便局が開設され、翌年には巡査派出所・救護所および電話が設置されるなど、登山者の利便性と安全性を高めるため、山梨県により大幅な施設整備が行われました。その際、いくつかの山小屋が統合し、富士山ホテルとなり、先駆的な取り組み(2段ベットの設置、食事へのカレーライスの採り入れ)が導入されました。
昔は麓から登るので、五合目付近に一泊し、その後に八合目付近でもう一泊する登山者も少なくなかったとのことです。
(出典:富士山吉田口環境保全協議会 山小屋だより)
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住所 | 〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田富士山北向 |
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電話番号 | 0555-22-0237(予約センター) |
アクセス | 富士スバルライン五合目から徒歩約5時間 |
トイレ | あり:チップ制 ¥200/回 |