八合五尺吉田口で山頂に一番近い山小屋
標高3,450メートル、吉田口登山道(吉田ルート)八合五尺にある山小屋で大正15年に創設されました。
山小屋の名前の由来は、富士講中興の祖と言われる食行身禄(じきぎょうみろく)が、雲の動きから山頂でご来光を拝すことを断念し、少し下山したこの小屋の近くからご来光を拝したことに由来します。初代主は宮大工で山頂の富士山本宮冨士浅間神社奥宮の建設に従事し、その縁により大社境内であるこの場所の使用を許されました。
以前は、一番上にあるが故に、物資の運搬、特に水には苦労し、お客さんもそれほど多くなかったと言います。富士山頂に気象庁の観測所が建設される際に造られたブルドーザー道を利用し、静岡県側から物資の運搬が可能になったのは昭和35年頃のことです。それ以前の燃料は炭、照明はカーバイト、食事はご飯と佃煮という つましいものでした。現在は、ライブカメラも設置されており、山小屋からの景色をホームページから見ることができ、登山者への情報発信も行われています。
(出典:富士山吉田口環境保全協議会 山小屋だより)
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住所 | 〒410-1431 静岡県駿東郡小山町須走 |
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電話番号 | 0555-73-8815 |
営業時間 | 予 約:ホームページもしくは電話 空室情報:ホームページもしくは電話にて問合せ |
アクセス | 富士スバルライン五合目から徒歩約6時間30分 |
トイレ | あり:チップ制 ¥300/回 |